介護職の面接対策!聞かれる質問は?服装は?

介護施設に面接を受けにいくのですが、緊張します…。
スーツでなくてもよいと聞いたのですが、本当ですか?

ユマケア編集部

面接ですか!頑張ってくださいね!
服はスーツの方が良いですよ

そうなんですか!?
ますます心配になってきた…。

ユマケア編集部

では今日は面接対策をしましょう!
採用されるようサポートしますよ!

やった~!お願いします!

介護職の面接は、対策が必要です。

人手不足な業界なので、「面接対策は必要ない?」と思うかもしれません。

しかし離職率が高い仕事だからこそ、「長く働いてくれそうか」を慎重に見られています。

介護職は利用者、同僚とのコミュニケーションが不可欠な仕事です。
話し方や、態度も採用に関わる重要な要素になります。

スムーズな受け答えのために必要なのは、事前準備です。
よく聞かれる質問の回答を作っておき、対策をしましょう。

この記事では、介護職の面接をこれから受ける人の疑問に答えていきます。

【面接準備編】服装は?持ち物は?質問対策方法は?

介護職の面接前に多くの人が持つ疑問は、「服装」「面接で聞かれる質問」についてではないでしょうか?

ここでは面接準備編として、介護職の面接はスーツで行くべきか、どんな質問をされるのかを紹介します。

面接に必要な持ち物リストも活用して、準備万端で挑みましょう!

1.スーツで行くべき?

服装はスーツが無難です。
リクルートスーツを持っていなければ、ダーク系のスーツでも問題ないでしょう。

介護職は普段スーツを着て働くことはないので、面接もカジュアルな服装で良いと思う人もいるかもしれません。

しかし面接官によっては、カジュアルすぎる服装は印象が悪い場合もあります。

スーツを着て、髪の毛やメイクにも気を配りましょう。
介護職は長い爪はNGです。
利用者にけがをさせてしまう危険があるので、面接前の段階から切っておきましょう。

タバコを吸う人はにおいにも注意です。

気をつけることまとめ

  • 服装はスーツ
  • 髪の毛やメイクは派手すぎない方が〇
  • 長い爪は切っておく
  • タバコのにおいケア

2.必要な持ち物は?

面接に必要な持ち物は、「履歴書」「職務経歴書」「筆記用具」「メモ用紙」です。

職務経歴書は持ってくるよういわれていなくても、特別アピールしたい経験などがある場合は持って行ってもいいかもしれません。

他にも「印鑑」と「面接先の住所・電話番号のメモ」などもあると安心です。
印鑑はすぐに契約する場合に、メモはスマホの充電切れなどの緊急時に役立ちます。

履歴書や職務経歴書に書いた内容は、面接前にもう一度目を通しておきましょう。

面接官は書類を見ながら質問します。
書いた内容とあまりにも異なる返答をしないよう、注意が必要です。

持ち物リスト

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 筆記用具
  • メモ用紙
  • 印鑑
  • 面接先の住所・電話番号メモ

3.よく聞かれる質問は?

面接は質問の答えをあらかじめ準備しておくと、本番でも落ち着いて対応できます。

まずは介護職の面接でよく聞かれる質問を、チェックしてみましょう。

  • 介護職で働こうと思ったきっかけ
  • 経歴、転職の理由
  • 介護経験・資格はあるか
  • 志望動機
  • 長所・短所
  • 腰痛などの健康状態
  • いつから働けるか
  • 残業・夜勤はできるか
  • 逆質問

よく聞かれるのは、介護職で働こうと思ったきっかけです。
大変な仕事といわれている介護職で働こうと思ったきっかけを聞くことで、長く働いてくれそうかチェックしているようです。

資格は採用の必須条件ではない施設が多いです。
現段階で持っていなくても、働きながら取得する意思があることを伝えると良いでしょう。
資格があると、知識や仕事の範囲が増えるので、職員の資格取得をサポートしてくれる施設もあります。

逆質問は、面接官にこちらからする質問です。
「特にありません」や、採用後の待遇の話ばかりするのはあまり印象が良くありません。
施設のHPなどを調べておいて、気になったことを質問するのがオススメです。

答えにくい質問はポジティブ変換

質問の中には答えにくいと感じるものもあるかもしれません。

例えば、前職を辞めた理由や、夜勤はできるかなど、事情があってネガティブな表現になってしまう場合もあります。

嘘をいう必要はありませんが、ポジティブな表現に変換して伝えるのがオススメです。

前の職場の悪口はNGです。
「さらに〇〇なことに挑戦したくなった」など意欲的でポジティブな理由として伝えられるといいでしょう。

夜勤は今できない場合は理由と、ゆくゆくはできる場合はいつからかをはっきり伝えることが大切です。
できないのにできると伝えてしまうと、働き始めてからトラブルになることもあります。

【模範回答例】合格者はどう答えた?

無事介護職に採用された人の受け答えの例を紹介します。

3つのパターンがあるので、参考にしてみて下さいね。

介護未経験
家族の介護をきっかけに、介護に興味を持ちました。
初めての介護で不安だらけでしたが、介護職員の方やケアマネージャーの方がサポートしてくださいました。
その経験で介護職に興味を持ち、仕事として働きたいと考えるようになりました。
今は初任者研修の取得に向けて、勉強をしています。
職務経験はありませんが、働きながらも勉強を続け、介護福祉士の資格を取りたいと考えています。

転職回数が多い
多くの介護施設を経験してきました。
たくさんの利用者の方やその家族と関わり、その人にあった介護を提供することを常に考えてきました。
経験を積むことで期待に応えられることも増え、ますます介護職のやりがいを感じています。
こちらの事業所でも培ってきた経験を活かし、利用者様の満足のいく介護を実践したいと考えています。

経験が浅い
介護職として働いていたころは子育てであまり時間が取れず、パートとしての勤務でした。
しかし子供も大きくなり、仕事に集中できるようになった今、また介護職で働きたいと考えるようになりました。
この機会に、介護の知識やスキルをより高めていき、キャリアを積んでいきたいです。

どうしても答えが思いつかないときは?

自分の長所や短所など、普段あまり意識していない質問は難しいかもしれません。

これを機に自分のことを知る、自己分析をしてみると良いですよ。

自分の得意なこと、それが活かせそうなことを知っているだけで、自信につながります。

自己分析の方法はいくつかあります。

例えば、SWOT分析と呼ばれる方法です。
この方法では自分の得意不得意が、職場でどう生かせるかまで考えられるので、新たなアピールポイントが見つかることもあります。

強み、弱み、脅威、機会の4項目を使います。
強み、弱みは自分の年齢や、性格、考え方、物事への取り組み姿勢などを入れます。
機会、脅威は受ける施設の働き方や、給与、仕事内容などをあてはめます。

自分がやりたい仕事と、それを実現できる職場か、という順で考えるのがポイントです。
面接時にそのまま受け答えに使えるようになりますよ。

長所、短所としてだけではなく、志望動機にも応用できます。

  • 以前の職場では生かせなかったスキル(強み)をここでなら生かせる
  • 前職で○○なこと(強み)を身につけたので、今度は弱みの部分を強化したい

【SWOT分析のポイント】あてはめて考える
強み:受けたい志望先や業界での自分のポジティブ面
弱み:受けたい志望先や業界での自分のネガティブ面
機会:受けたい志望先や業界でのポジティブなものごと
脅威:受けたい志望先や業界でのネガティブなものごと

事例紹介

20代後半で、2児の母。
福祉系大学を卒業し、認知症に関する卒業論文を作成した経験がある。
グループホームで3年間勤務している。
その他の施設での勤務経験はなし
真面目で熱心な性格だが、時々頑張りすぎてしまうことがある。
現在の職場では夜勤の勤務があり、育児と仕事のライフワークバランスに悩むことが多い。
上司との関係性が悪く、人間関係に悩み転職を考えている。
スキルアップも視野に入れて特別養護老人ホームでの勤務を志望している。
志望先の特別養護老人ホームでは、日勤常勤の雇用形態がある。

SWOT分析

[強み]

  • 年齢が20歳代後半である
  • 大学で認知症についての卒業論文を執筆している
  • 真面目で熱心な性格で、一生懸命取り組む
  • 新しい職場でスキルアップをしたい
  • 患者さんの話をよく聞くことができ、じっくりと関わりたいと考えている
[弱み]

  • 妻および母親の役割があり、夜勤ができないことや急な勤務変更などを依頼する場合がある
  • 実務経験が少ない
  • 上司とのアサーティブなコミュニケーションスキルが未熟である
[機会]

  • 認知症に限らず、さまざまな身体状況の利用者が多い
  • 日勤のみの求人がある
  • 実習生を受け入れている
  • 育児休業取得者が多いなどの子育て世代に理解のある職場である
  • 残業がほとんどない
  • 教育、研修制度が充実している
[脅威]

  • 現在よりも給料が低くなる
  • 公休が少ない
  • 要介護度が高いため介助量が増える
  • 看取りを扱う

SWOT分析の解説

以上のように自分の強みと弱みを志望先の職場に沿って書き出してみましょう。

今回は、母親役割を弱みに分類しましたが、志望先によっては強みになる場合もあります。

志望先の職場の特徴をよく理解した上で、外部環境の「機会」「脅威」を書き出しましょう。

また、看取りについて脅威に分類しましたが、看取りの介護をしてみたい場合には機会になる場合もあります。

志望先や自分のライフワークバランスを明確にしてから取り組むと、失敗せずに分析ができます。

3.クロスSWOT分析を試す

クロスSWOT分析では、4つの項目を掛け合わせて、それぞれ4通りの分析を行います。

クロスSWOT分析を試しておくと、強みや弱みを志望先でどのように活かし、改善していくのかを考えることができます。

面接官も、志望動機を見て「就職してどのように仕事をしていきたいか」が一目瞭然でわかるため、印象に残りやすいです。

SWOTクロス分析では、4つのマス(強み×機会、強み×脅威、弱み×機会、弱み×脅威)を以下の通り埋めていきます。

クロスSWOT分析の書き方

  1. 強み×機会
    「機会」に対して、自分の「強み」を活かすために行いたいこと
  2. 強み×脅威
    「脅威」に対して、自分の「強み」を活かすために行いたいこと
  3. 弱み×機会
    「機会」に対して、自分の「弱み」を改善するために行いたいこと
  4. 弱み×脅威
    「脅威」に対して、自分の「弱み」を改善するために行いたいこと
強み 弱み
機会 [強み×機会]
・年齢が若く、また性格を活かして、さまざまな領域でスキルアップができる
・認知症の研究実績やグループホームでの勤務経験があるため、認知症の利用者に対しては専門性の高いケアを提供できる
・大学を卒業し、さまざまな介護や福祉の知識が豊富なため、実習指導者としてスキルアップできる
[弱み×機会]
・育児中ではあるが、子育て世代が多く理解をしてくれるスタッフが多い
・日勤のみの勤務形態により、無理なく働くことができる
・残業がなく、子育てに専念できる
・実務経験が少ないため、基本から丁寧に勉強することができる
脅威 [強み×脅威]
・介助量が多くても大学で学んだボディメカニクスなどの知識や技術を用いて介護負担軽減を図る
・グループホームでの勤務経験から、地域での生活のノウハウを知っている。施設から地域に戻って生活する際の手助けができる
・給料が現在よりも下がってしまうが、長く勤務することで昇進へつなげていきたい
[弱み×脅威]
・子どもの風邪などで急に休むことも多い。公休が少なくても、家族の協力を得ながらできる限り業務に支障をきたさないよう努める
・自身の体調管理について、公休の使い方、シフトの組み方などを相談する
・研修に積極的に参加し、特別養護老人ホームでの勤務に必要な知識や技術を習得する

クロスSWOT分析の解説

[強み×機会]は、志望先の職場で即戦力になれるかどうかを明記できます。

[弱み×機会]は、志望先の職場で自分のネガティブな面をどう解決していくかを言及できます。

[強み×脅威]は、志望先の職場が抱えている問題を、自分の強みを生かしてどう対処するかを明記できます。

ここでは、志望先の職場や業界が抱える課題についてどの程度勉強しているのかが一目瞭然で分かります。

[弱み×脅威]は、志望先の職場が抱える課題について、さらに足を引っ張らないような克服法を言及できます。

自分の体調管理のために相談することは当たり前のように思えますが、基本の報告・連絡・相談ができるかどうかを判断する材料になります。

【面接当日編】受付や入退室、面接中のポイント

面接は第一印象が大切です。
そのためには、面接当日の流れを事前にイメージしておくと落ち着いて対応できそうです。

ここでは面接の受付、入室、面接中、退室の4つの場面の流れを紹介します。

1.受付

まず会社に着いたら受付をします。
特に指定がない場合は、10分前ぐらいの到着が良いでしょう。
あまり早すぎるのも迷惑になる可能性があるので、時間を調整して着くようにします。

受付では名前と約束時間、採用面接で訪問したことを伝えます。

携帯は忘れずにマナーモードにしておきましょう。

2.入室

入室の流れ

  1. ドアをノックし、「どうぞ」といわれてから部屋に入る
  2. 入るときに「失礼します」
  3. 椅子の横で立ったまま「名前。本日はよろしくお願いします」で、一礼
  4. 「どうぞ」といわれたら「失礼します」といって、座る
  5. 荷物は椅子の横に置く

3.面接中

面接中は椅子に寄りかからず、女性は脚をそろえて、男性は少し開いて座ります。
手は膝の上に置きます。

話すときは面接官の目を見て答えましょう。
予想外のことを聞かれても焦らずに、考えをまとめながら話します。

なんと答えるかも大切ですが、どう答えるか、という態度も見られているのを忘れずに、黙り込んでしまったりしないようにしましょう。

丁寧な言葉づかいでハキハキと話す練習をしておくと、本番でも力を発揮できそうです。

4.退室

退室の流れ

  1. 面接が終わったら立ちあがって、「本日はありがとうございました」
  2. ドアを開けて振り返り、「失礼します」と軽く一礼
  3. 退室し、ドアを静かに閉める

気をつけよう!面接NG集

面接官からの印象は、ちょっとした受け答えや態度で変わります。

NG集をあらかじめチェックしておきましょう。

  • 面接官だけに挨拶し、利用者やスタッフに挨拶しない
  • 緊張して笑顔がない
  • 面接官よりも先に椅子に座る
  • 話すとき面接官の目を見ていない
  • 言葉使いが荒い
  • 脚や腕を組む
  • よく考えて答えていない
  • 早口

面接中は緊張のあまり急いで答えてしまうことがあります。

しかし多少時間がかかっても、よく考えて自分の思っていることを伝えた方が良い印象につながりやすいです。

上手く話せなかったとしても、練習になったと思って気にしすぎないようにしましょう。

まとめ

介護は人手不足な業界です。
今後も働き手は必要とされるでしょう。

面接では人柄やコミュニケーション力を重点的に見る施設が多いようです。

経験・資格は不問の募集もたくさんあります。
別の業界から転職するときは、介護職で働こうと思った理由を、しっかり答えられるようにしておきましょう。

思いつかないときは、SWOT分析を試してみてください。

自己分析をしっかりしておくと、いろいろな質問にも対応しやすくなりますよ。

介護職の面接対策!聞かれる質問は?服装は?

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