【介護職員の研修種類と内容】スキル・キャリアアップを目指す!

介護スタッフは研修を通して介護スキル・キャリアをアップすることができます。

研修内容は、「介護技術」「認知症ケア」「資格取得」など学びたい目的によって異なります。
しかし種類が多く、どれを受けたらよいのかわかりにくい面も……。

研修を有意義なものにするために、受講先は慎重に選びましょう。

目的ごとにおすすめの研修を紹介するので参考にしてみてくださいね。

目的別の介護研修メニュー

介護研修を選ぶ際は、まず受講目的を明確にすることが大切です。

現在の自分は、介護技術をもっと向上させたいのか特定分野にチャレンジしてみたいのか、あるいはステップアップのために資格を取得したいのかによって異なってきます。

そのため、次のような具体的な目標を立てることが必要です。

  1. 基本の介護技術・知識を深めたい
  2. 認知症ケアを学びたい
  3. 介護系資格取得につながる研修を受講したい

以上の受講目的について1から3の順番に、おすすめの研修内容を紹介していきます。

基本の介護技術・知識を深めたいなら

これまで、忙しさに追われなんとなく日々の介護業務をおこなってきたけれど、基本となる正しい介護技術と知識をしっかりと学び直し、改善したい点などに活かしていきたいと思う介護職員も多いようです。

また、初めて介護業界に転職を考えている人にも、介護技術研修を受けることによって報酬アップだけでなく、利用者やほかの上長・同僚のスタッフにも、より優れた介護者として認められるメリットにつながります。

介護技術研修

以下に、介護技術研修のなかで、移乗・食事介助・入浴介助・車椅子介助の4項目それぞれについて、どのような研修内容で、どのような技術を身に付けるられるのかを紹介していきます。

移乗

移乗とは、トランスファー・トランスともいわれ、べッドから車椅子などに利用者自身で、または介助を受けながら乗り移ることを意味します。

そのほか、排泄の際に車椅子から便座へ、入浴時にシャワーチェアから浴槽へ移動することがありますが、歩行が困難な利用者にとっては、移乗ができるかどうかは寝たきり防止のためにとても重要です。

さまざまな介助のなかでも、移乗介助は特に介護者にとって大きな身体的負担がかかるため、腰を痛めてしまうスタッフも多くいます。

また利用者にとっても、経験が浅い、またスキルがない介助者に、移乗介助をされることは心や身体の不安を感じてしまうものです。

介護技術研修では、介護者の身体の動かし方として「ボディメカニクス理論」を学びます。

ボディメカニクスとは、人間:ボディの動きに力学:メカニクスの理論を応用し、より少ない力でより安全で効率的に介助をするための技術です。

自分の腰に、利用者の体重がすべてのしかからないようにうまく支えることにより、お互いに安楽・安全に移乗ができます。

また、介護保険の理念となる自立支援という立場から、利用者のサポート法やコツをみつけていくことも、介護者として重要なことです。

食事介助

寝たきり、または手の動きが不自由なため自分で食事をすることが難しい利用者に対しては、介護スタッフがかわりに食べ物を箸やスプーンで口まで運ぶ介助が必要です。

介護者としても、利用者に食事の時間は楽しんでほしいものですが、介助方法が適切でないと、食事そのものがお互いに苦痛になってしまう場合があります。

なかでも、自由に動けなくなった、また、好きなことに取り組めなくなった利用者にとっては、食事時間を楽しいと感じるかどうかは、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)とよばれる生活・生命の質に影響する重要なポイントです。

日々の食事時間が待ちどおしければ生きるための意欲も向上し、自立心にもつながります。

利用者の希望や心により添い、「どうしたらおいしさを感じながら食べてもらえるだろう」ということを考えつつ、最適な介助をおこなうことが大切です。

呑みこんだものが、食道へと運ばれずに気管支に入ってしまう誤嚥(ごえん)などの事故には、要注意です。

嚥下機能の基礎知識・メカニズムを改めて学ぶことにより、利用者が食事を食べるために安全性を確保する方法が分かるようになります。

そのほか、また嚥下(えんげ)機能が低下して、汁物やお茶などの水分をうまく飲み込めない利用者には、とろみ剤を加えてのどにスムーズにとおすことなどです。

ほとんどの研修内で実施される、受講者が利用者側として食事介助を受けることからは、利用者の立場から心身の負担が少なく快適に食事をすることはどういうことかを体感できます。

そのため、毎日何気なくおこなっていた食事介助の動作のひとつひとつの重要さや、利用者の観察ポイントが身を持って理解できるようになります。

具体的には、利用者の目線を合わせられるよう座って、誤嚥防止のため下方から口のなかへ食べ物を入れる。

嚥下によりのどの動きが上下するので、しっかりと呑みこめたことを確かめながら、次のたべものを口に運ぶことなどです。

以下に、食事準備から終了までの食事介助研修内容のポイントを記載します。

  1. 【体勢準備】

    座位 ・車椅子利用・寝たままなど各利用者の状態によって、もっとも安全・安楽に、食事ができるように体勢を整える。

    利用者の衣服が食べこぼしなどで汚れないよう介護用エプロンをかける。

  2. 【利用者の隣に座る】
    介護者は利用者と同じ目線で介助ができるように、必ずの横隣に座る。

    食堂全体の様子にも注意しなければならない忙しさなどから、立ちながら食べ物を口に運ぶ介助をおこなう場合には、利用者のあごがあがりやすく誤嚥につながりやすくなる。

  3. 【水分補給】
    嚥下をスムーズにするため、食事前に利用者への水やお茶などの水分補給をおこない、口のなかやのどをうるおす。
  4. 【水分のあるやわらかな食べ物から開始】
    水分量を多く含むやわらかな食べ物から食べ始めることにより、胃酸の分泌を促すようにする。

    噛む力や呑みこむ力が低下してくる高齢の利用者にとって乾いて硬いものよりたべやすい。

  5. 【食べる順番はバランスよく】
    食べ物が熱すぎないかつめたすぎないか温度に気をつけながら、主食・副菜・汁物やお茶などを順番に食べるように配慮する。

    利用者の一回に口に入れる量や大きさが適正かどうかに留意し、必要に応じて各利用者が食べやすいように、肉・魚・野菜などの料理を一口大に切り分ける、また細かくする。

  6. 【利用者の口に箸・スプーンを入れる留意点】
    食べ物を利用者の口に入れる介助をおこなう際には、あごが下向きの状態であると誤嚥が起こりにくいため、箸やスプーンを下から挿入し、またのどの奥でなく舌のうえにのせるように留意する。
  7. 【先の食べ物が呑み込まれたことを確認する】
    先に食べたものをしっかりとのみ込んだことを確かめて、次の食べ物を口に入れるように配慮する。

    焦って食べると、のど詰まりや誤嚥につながるため利用者の食事ペースに合わせて、決してせかざず待つことを心がける。

  8. 【摂取量記録】
    食事終了後に、利用者の食欲から健康状態を把握するため、摂取量を記録してから下膳をする。
入浴介助

入浴によりからだのすみずみまできれいにすることは、人としての自然な欲求であり尊厳の保持に必要なことです。
利用者の体を清潔に保つことにより、何らかの皮膚症状や疾患を防止することにつながります。

入浴介助は全身をくまなく観察できるため、普段のケアでは見落としやすい利用者の身体上の異変を確認するうえでも重要です。

また、入浴介助では利用者自身ができることまで、思わず手をだしてしまいがちですが、
介護保険の理念でもある自立支援の立場からも、特に恥じらいを感じる部位を洗うなど、本人に任せられることは自分でしてもらうように留意します。

入浴介助の研修内容は、まず講義で用意するもの、脱衣所や風呂場の環境準備、介助全般に役立つボディメカニクスなどです。
そして実際に浴槽を用いて実技演習をおこないますが、寝たきりの利用者は、ベッドから入浴専用のベッドに移乗します。その場合の方法についても学びます。

そのほか、寝たきりの利用者のベッドに大きな防水シーツを敷いて寝たまま洗髪する方法も研修内容のひとつです。
用意するものとして、入浴中の、転倒を防止する床マット、シャワーチェア、泡立てる必要のないボディソープ・シャンプー・リンスなどがあります。

また、吸水性がよく短時間で身体を拭ける大きめのバスタオル、新しい着替え用の下着や衣服、利用者の必要に応じて新しい尿取りパッドやオムツ、耳内の水分を吸収する綿棒、保湿剤、皮膚の塗り薬などです。

必要なものがすべてそろっていることをしっかり確認しないと、介護者が途中で取りに行くことになり、利用者をはだかのままで待たせてしまいます。

しかし、たっぷりとお湯が張られている浴槽・滑りやすいぬれた床・熱湯が噴き出る蛇口、など危険要素が多い脱衣場や風呂場で、利用者をひとりにさせることは極めて危険です。

そのため、必ず他のスタッフに代行を頼むか、見守っていてもらうことが必須です。
また、介護者のために、水ぬれをしてもよい半袖Tシャツ、防水性のビニール素材などのロングエプロン、滑りにくいゴム製靴、感染防止など必要に応じて薄手のラテックス製の手袋などを身に付けることも学びます。

以下に、環境準備から終了までの入浴介助研修内容のポイントを記載します。

  1. 【浴室の準備】
    浴槽に入浴介助が始まる頃に最適な温度になるようお湯を張る。

    冬場は浴室と脱衣所をエアコンやヒーターで温めておき、脱衣所の足元も冷えやすいので小型暖房ファンなどを
    設置する。

    夏場の気温が高い時期には冷房を弱にかけ、また脱衣所では扇風機などを回しておく。

  2. 【利用者の体調確認】
    利用者の体調が優れない時の入浴は体力消耗・症状悪化につながるため、血圧値測定・発熱有無・顔色などの事前体調チェックをおこなう。

    入浴を回避したほうがよいと判断した場合には、足のみをお湯につける足浴や、温かなタオルでからだをマッサージしながら拭く”清拭(せいしき)”をおこない、同時に血行を促す。

  3. 【入浴介助開始】
    利用者の足元に気をつけながら、また歩行が困難な場合は支えながら浴室へと誘導し、シャワーチェアに腰かけてもらう。
    はじめに足元、続いて下半身、上半身へとお湯をかけ、「温度は大丈夫ですか」と確認しながら徐々に慣れてもらう。
  4. 【洗髪】
    からだがお湯かけによって温まったころ、髪の毛のシャンプーからはじめる。

    爪をたてないように指の腹を使って泡立てて汚れや皮脂を洗い出し、必要に応じてリンスやコンディショナーをつけすすぎは十分におこなう。

  5. 【からだを洗う】
    利用者の皮膚を刺激しすぎない繊維素材やタオルでやさしく洗う。

    特に、汗をかきやすい脇の下・乳房の下・ひじやひざの内側や、排泄時に汚れやすいて部分もきれいに洗い十分に洗い流す。

  6. 【浴槽につかる】
    浴槽内で転倒しないよう手すりをつかむよう促す、またはからだを支えながらゆっくりとお湯につかってもらう。

    のぼせを防止するため、5分ほどを目安にし、浴槽からあがり浴室からでる際も身体のバランスを崩さないように注意する。

  7. 【からだを拭く】
    入浴後は血圧変化によりふらつく場合もあるので、必要に応じて椅子に腰かけてもらい、髪の毛や全身の水分をタオルで拭き取り、着替えをする。

    一度に多くの利用者の入浴介助をおこなう場合は、一般的に時間のかかるドライヤーは居室に戻っておこなう。

  8. 【水分補給・そのほかケア】
    入浴後の体調をチェックし汗をかいた分、水分補給をおこなう。

    必要に応じて入浴後のやわらかい状態になっている爪を切ったり、保湿剤や皮膚科で処方されている外用薬などを塗る。

車椅子介助

日常の移乗介助のなかでももっとも多くを占めるのが車椅子介助です。

ベッドから車椅子へ、車椅子から食堂の椅子や便座へ、また、その反復が生じます。

通院などで移送車に乗り込む場合は、自動車の後部のスロープとよばれるなだらかな斜面を用いて昇降します。

研修プログラムは、手動型と電動型の車椅子の動作特性操作方法スキルを、さまざまな実技によって習得するのがおもな内容です。

介護者自身が車椅子に乗って押してもらうことにより、車椅子で移動する利用者がどのような感覚を持つのかを体験します。

体感で得られることは、動く際の不安な思いや、少しの段差でもガクンというショックがあることです。

そのため、車椅子で段差を乗り越える時には、できる限り介護者のからだを利用者に密着させて安定を保ち、「少し段差がありますよ」など、次にどうなるのか予測できる声掛けが利用者に安心を与えることが分かります。

そのほか、移動時に手を添える位置や、段差のショックを最小限に抑えるコツ、施設内の狭い通路を対向利用者とすれ違う際など、スムーズな操作スキル習得できます。

車椅子を安全・自由に操作できることは、防災などの緊急時対応にも効果を発揮する重要なことです。

認知症ケアを学びたいなら

認知症は、ひとりひとりによって異なるさまざまな症状や行動に合わせたケアが求められますが、研修によって精神医療と介護の両面における包括的な対応法を習得できます。

認知症ケアを学ぶメリットのひとつとしては、認知症患者が急増している高齢化社会に伴い、今後ますます専門的知識とスキルを持つ介護人材が求められ、需要が高まることです。

利用者を中心としたケアや思考法の研修内容を身に付けるポイントは、実践の場で知識を活かし利用者のケースを分析しつつ、適切なケア法は何かという思考力を高めていくことです。

認知症介護実践者研修

行政や地方自治体では、介護実務者また、その指導的立場にある人材を対象として、認知症介護の専門職員を養成する研修を実施しています。

認知症介護の知識とスキル向上を計り、質の高い認知症支援の普及を目的とする、実践を重視した研修内容です。

施設入居・在宅を問わず、認知症の要因になる状況・疾患・様態に対応して、利用者や家族の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目標とする、さまざまな技術を習得します。

身につくことは、認知症高齢者の能力に応じた自立支援をおこなう立場から、具体的にどのような介助が適切かを考え、現場に活かせる力です。

以下に、東京都福祉保健局が開催する同研修内容についての表を記載します。

項目 内容
対象者 東京都内の居宅介護支援事業所を除く季語保健施設・事業所に勤務している介護職員など
受講要件 以下のすべてを満たしていること

  • 介護福祉士と同様の、認知症介護に関する知識を習得している
  • 原則として、認知症高齢者の介護に関連する業務経験が2年以上ある
  • 各施設や事業所内で、主任・副主任・ユニットリーダーなど、介護や看護におけるチームリーダーとしての立場にあるか、または、近い将来そうした役職につく具体的な予定がある
研修期間
  • 講義・演習:6日間
  • 自施設実習:2週間
受講料 無料
定員 80名
開催 実施回数 20回/年

                 
参照:サイト東京都福祉保健局

認知症介護実践リーダー研修

認知症介護において各施設や事業所内にとどまらず、地域においても事業者間の連携の中心となり、さまざまな支援方策を打ちたて、リーダーシップを発揮して実践できる人材育成を目標とする研修です。

この研修を受けることにより、認知症実践者研修で習得した内容をさらに深く掘り下げ、認知症ケアに対しての指導者としての知識とスキルを身につけられます。

そして、スタッフリーダーとして施設全体のチームケアをさらに充実させることにつなげることが可能です。

以下は、東京都福祉保健局が開催する同研修についてまとめた表です。

項目 内容
対象者 東京都内の居宅介護支援事業所を除く季語保健施設・事業所に勤務している介護職員など
受講要件 以下のすべてを満たしていること

  • 認知症介護実務研修、あるいは旧痴呆介護実務者研修(基礎研修)終了後、1年以上経過している
  • 原則として、認知症高齢者の介護に関する業務経験が5年以上ある
  • 各施設や事業所内で、主任・副主任・ユニットリーダーなど、介護や看護におけるチームリーダーとしての立場にあるか、または、それらの人材を指導する立場にある
  • 市区町村、または地域内のなかで、認知症高齢者支援の連携づくりや介護支援人材の育成の役割を担っているか、意欲を持っている
研修期間 講義・演習:8日間

  • 他施設演習:5日間
  • 自施設演習:4週間
受講料 無料
定員 50名
開催 実施回数8回/年

参照:サイト東京都福祉保健局

介護系資格取得につながる研修なら

既に介護業界で働いている、または今後、新たに介護職を仕事にしようと思っている人のために、さまざまな介護資格につながる研修が開催されています。

以下に、代表的な研修を紹介します。

【介護職員初任者研修】

  • 介護の基本的知識・スキルを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、介護職員初任者資格が取得できる。
【介護職員実務者研修】

  • 介護職経験者のための、さらに知識を深め実践的なスキルアップを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、介護職員初任者資格が取得できる。
【介護福祉士実務者研修】

  • 医療的ケア・たん吸引などの実践スキルを学ぶ研修を受けることにより、介護サービス提供責任者として勤務できる。
  • 研修を受けた結果、介護福祉士実務者資格が取得できる。
【介護福祉士研修】

  • 介護福祉士が担う、介護スタッフの管理、チームマネージメント、介護現場における実践的指導を学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、介護福祉士資格が取得できる。
【喀痰(かくたん)吸引等研修】

  • たんをうまく排出できない場合のたん吸引と、口から食べ物を摂取できない利用者や患者の胃・腸・鼻へつな いだ管から栄養分を送る”経管栄養”などをおこなえる介護職員を養成する。
  • 医療的知識と実践スキルを持つ専門職として、大きな医療施設や介護施設に勤務できる研修。
  • 研修を受け認定評価に合格した結果、資格が取得できる。
【同行援護従業者養成研修】

  • 視覚、聴覚、嗅覚などに障がいのある人の援助・介護をおこなう知識と実践スキルを学ぶ研修。
  • 一般過程と応用過程のふたつの研修を受けた結果、同行援護従業者資格が取得でき、同行援護サービスのサー ビス提供責任者になれる。
【行動援護従業者養成研修】 

  • 知的・精神に障がいのある人の援助・介護の知識と実践スキルを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、重度訪問介護従業者資格が取得できる。
【レクリエーション介護士2級研修】 

  • レクリエーションの基本知識や実践スキルを学ぶ研修。
  • 研修を受け試験に合格した結果、レクリエーション介護士2級資格が取得できる。
【レクリエーション介護士1級研修】 

  • レクリエーションについて、2級の上級としてより高度な知識やスキルを習得する研修。
  • 研修を受け試験に合格した結果、レクリエーション介護士1級資格が取得でき、各施設や事業所などの、レクリエーション 実施リーダーや指導者になれる可能性につながる。
【介護予防運動指導員研修】 

  • 運動による身体ケアの知識と実践スキルを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センターが認定をおこなう、介護予防運動指導 員資格が取得できる。
【移動介護従事者研修】

  • 視覚障害、全身性障害を持つ利用者や患者の外出介助の基本知識や実践スキルを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、ガイドヘルパーともよばれる、移動介護従事者資格が取得できる。
【難病患者等ホームヘルパー研修】

  • 難病患者などの援助・介護をおこなう知識と実践スキルを学ぶ研修。
  • 既に保有している資格により、入門課程、基礎課程I、基礎課程 IIの3つのコースに分かれる。
  • 研修を受けた結果、難病患者等ホームヘルパー資格が取得できる。
【重度訪問介護従業者研修】 

  • 障害の程度が重度と認定された利用者や患者のための、訪問介護の基本知識や実践スキルを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、重度訪問介護従業者資格が取得できる。
【福祉用具専門相談員研修】 

  • 福祉用具の必要性と最適な選択法などのアドバイスをおこなう知識を学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、福祉用具専門相談員資格が取得できる。
【福祉住環境コーディネーター研修】

  • 高齢や身体障害によって現在の家屋や施設設備では、さまざまな不便や問題が生じてしまう場合に住環境を改善する提案をおこなう知識やスキルを学ぶ研修。
  • 研修を受けた結果、福祉住環境コーディネーター資格が取得できる。

介護職員初任者研修

修了試験に合格すると、介護職員初任者としての資格を得ることができる、介護に関する基礎知識スキルを学ぶ介護職の入門研修です。

多くの介護スタッフ募集条件として必要とされるため、採用が有利になり、より好条件・高待遇案件の選択肢の広がりや、無資格と比べて報酬面で優遇されるなどのメリットがあります。

最短1か月ほどという短期間で取得できる資格でもあり、今後、新たに介護職を目指す人にもおすすめの研修です。

実務者研修

介護職員実務者研修では、さまざまな利用者に対する基礎的な介護援助の能力に加え、医療的ケアに関する知識スキルを習得し、施設のサービス提供責任者になれるというメリットがあります。

医療行為に含まれるたん吸引と経管栄養について、研修カリキュラム内で学ぶことが可能です。

介護現場で実際におこなうには、講義、演習、※実地研修を修了する必要があります。

介護研修選びにおすすめのサイト

介護研修は行政から民間企業まで幅広く開催されていますが、そのなかでもおすすめのサイトを以下に3つ紹介します。

1.公益社団法人 東京都介護福祉会(日本介護福祉士会東京支部) 

実務者研修教員研修・介護過程の展開研修・介護福祉士に関する実習指導者研修会や試験対策集中講座を開催し、実際の試験会場になる場合もあります。

参照:サイト公益社団法人 東京都介護福祉会 

2.公益社団法人 日本介護福祉会

キャリア形成を目標に、まず、介護福祉士資格取得のサポート養成から始まります。

実務経験2年未満者には介護福祉士基本研修が、また、実務2~3年ほどの経験者にはファーストステップ研修が用意されています。

それ以後は継続的に学ぶ分野別研修として、実務を5年ほど経験する頃に認定介護福祉士養成研修へと進む生涯研修制度を取り入れています。

参照:サイト公益社団法人 日本介護福祉会

3.公益社団法人 かながわ福祉サービス振興会

約4か月にわたる認知症介護リーダー実践をはじめとする、さまざまな研修を開催しています。

「摂食嚥下機能の基礎知識と対応方法」「高齢者虐待・不適切ケアを防ぐための権利擁護の実践について」
また、「男性介護、ここを押さえよう介護技術のポイント」などの一日セミナーは、介護者にとって大変興味深い内容です。

研修から実務までトータルに介護業界を支援する地域密着型の代表的な存在です。

参照:サイト公益社団法人 かながわ福祉サービス振興会 かなふくセミナー一覧 

目的にあった研修で介護職の可能性を広げよう

介護職の経験の有無に関わらず、現在の自分に有意義な目的をはっきりと定め、もっともあう研修種類と内容を慎重に選択することが重要です。

特に、初任者研修を受けずに介護職を続けている場合には、働きながら研修を受けてみることをぜひおすすめします。

研修をとおして、介護の知識や技術の全体像がわかるようになり、自分に向いている介護支援職種、さらに必要な研修や資格などがはっきりとみえてくる可能性につながります。

そして、キャリア形成を目指し、少しずつでも着実にスキルアップをおこないながら、自分の介護職の可能性を広げていきましょう。

【介護職員の研修種類と内容】スキル・キャリアアップを目指す!

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