【2019年最新版】介護職の平均給料って?給料を上げるには?気になる疑問を解決!

介護は給料が低いと聞いたんですが、本当ですか?

ユマケア編集部

働くうえで、お金のことは気になりますよね。
職種別ランキングによると、確かに低めなようです……。

介護職は低賃金なイメージを持っている方もいるかもしれません。

ひとくくりに介護職といっても、職種や勤務施設によって給料に差があるようです。

中々聞きづらい同業者の給料実態を、この機会にチェックしてみましょう。

給料を上げる方法はないんでしょうか?

ユマケア編集部

4つの方法がありますよ!

介護の給料アップを諦める必要はありません。

これらを行うことで今よりも高い報酬を得られるようになるんです!

  • 〇〇手当を増やす
  • 資格取得で待遇アップ
  • 役職に就く
  • 転職する

>>今すぐ介護の給料アップ方法を知りたい方はこちら

そもそもなぜ低賃金といわれているんですか?
介護職の給料の支払われ方は特殊で、それが要因だと聞いたことがあるのですが……

ユマケア編集部

『介護報酬制度』のことですね!
おっしゃる通り給料に関わる制度です。

介護が低賃金といわれるのは、介護報酬制度が関係しています。
介護報酬が少ないと、そこから支払われる職員の給料も上がりにくくなるためです。

>>今すぐ介護報酬制度について知りたい方はこちら

この記事では、介護職の給料実態、介護業界の給料が低めである理由、給料を上げる方法を詳しく紹介します。

ユマケア編集部

ではさっそく【介護職の給料実態】から見ていきましょう!

まずは現状チェック!介護職の平均給料は?

まずは介護職の平均給料をみていきましょう。

環境や雇用条件によって給料の金額は変わります。

  • 勤続年数別
  • 男女別
  • 賃金体系別
  • 施設タイプ別

ここでは4つの項目の比較結果を確認していきます。

【勤続年数別】長く勤めるとどのくらい昇給する?

厚生労働省のデータから、平均勤続年数でどのくらい給料は変化するのでしょうか。

まずは処遇改善加算を取得している事業所で働いている場合の、介護職員の平均基本給額です。

平均勤続年数の7.2年目は179,680円です。

2年目は下がっていますが、それ以外は年々上がっています

処遇改善加算取得時の平均基本給額 月給・常勤
平成28年9月 1~1年11ヶ月との差額
勤続年数 1年~1年11か月 167,330円 0円
2年~2年11か月 165,770円 -165,680円
3年~3年11か月 167,690円 330円
4年~4年11か月 169,150円 1,820円
5年~9年 177,140円 9,810円
10年以上 199,810円 32,480円
平均勤続年数(7.2年) 179,680円 12,350円

次に処遇改善加算を取得している事業所の介護職員の平均給与額です。

平均給与額は基本給(月額)に手当と一時金(4~9月支給金額の6分の1)を足します。

勤続年数が長くなるほど平均給与額は高いです。

処遇改善加算取得時の平均給与額 月給・常勤
平成28年9月 1~1年11ヶ月との差額
勤続年数 1年~1年11か月 258,230円 0円
2年~2年11か月 262,050円 3,820円
3年~3年11か月 265,770円 7,540円
4年~4年11か月 274,880円 16,650円
5年~9年 288,830円 30,600円
10年以上 325,450円 67,220円
平均勤続年数(7.2年) 289,780円 31,550円

勤続年数ごとの平均基本給と平均給与額を調べた結果、どちらも年々昇給していました。

長く勤めるほど給料が高くなっていますね。

最も差が大きいのは、勤続年数1年目と10年以上の平均給与額です。

次は男女別に、介護職員の給料を比較します。

参考:厚生労働省 介護職員処遇改善交付金について

【男女別】違いはある?

次は介護職の男女別平均給料を紹介します。

社会保険・社会福祉・介護事業所
平均年齢 勤続年数 現金給与額
男女計 39歳 7.1年 2,424,000円
男性 25.6歳 7.7年 2,829,000円
女性 39.2歳 6.9年 2,285,000円

参考:厚生労働省 介護職員処遇改善交付金について

男女別では、男性の給与、平均年齢ともに高い結果でした。

介護職の女性は主婦業を兼業している人も多くいます。

男性は役職に就くことが多く、キャリアアップしているので給料が高いと考えられます。

【賃金体系別】月給・日給・時給を比較

月給・日給・時給では、どの賃金体系が給料面で最も好待遇なのでしょうか?

常勤の介護職員と生活相談員・支援相談員、ケアマネージャーのひと月の平均給与額を、それぞれ比較します。

平成25年9月 月給 日給 時給
介護職員 276,940円 205,660円 191,890円
生活相談員・支援相談員 319,840円 225,500円 202,980円
ケアマネージャー 333,380円 256,120円

※介護職員は訪問介護員を含みます。

どの職種も月給が1番給与が高いです。
時給との差が7万~11万ほどあります。

介護職は非正規雇用の方も多いから、この給料差は大きいかもしれないですね……。

次に施設タイプ別の給料額を調べていきます。
施設の分類も紹介するので、この機会に色々な施設を見てみましょう。

参考:厚生労働省 職種別にみた介護従事者の平均給与額

【施設タイプ別】実は異なる給料額!1番高い施設は?

実は施設タイプによって平均給料が異なります。

賃金形態ごとに、平均給料の高い施設を見ていきます。

【月給】が高い施設タイプ

まずは月給です。

施設または事業所 勤務形態 平均給与
介護老人福祉施設 常勤 322,310円
非常勤 274,570円
介護老人保健施設 常勤 314,560円
非常勤
介護療養型医療施設 常勤 278,010円
非常勤
訪問介護事業所 常勤 283,590円
非常勤 171,130円
通所介護事業所 常勤 264,790円
非常勤 216,860円
認知症対応型共同生活介護 常勤 269,920円
非常勤 249,530円

データを見ると月給は1番に介護老人福祉施設、2番に介護老人保健施設、3番に訪問介護事業所の給料が高いです。

【日給】が高い施設タイプ

次は日給です。

施設または事業所 勤務形態 平均給与
介護老人福祉施設 常勤 213,420円
非常勤 142,900円
介護老人保健施設 常勤 281,750円
非常勤
介護療養型医療施設 常勤
非常勤
訪問介護事業所 常勤 233,470円
非常勤 129,710円
通所介護事業所 常勤 189,500円
非常勤 130,870円
認知症対応型共同生活介護 常勤 233,870円
非常勤 111,640円

データを見ると日給は1番に介護老人保健施設、2番に認知症対応型共同生活介護、3番に訪問看護事業所の給料が高いです。

【時給】が高い施設タイプ

最後に時給を見ていきます。

施設または事業所 勤務形態 平均給与
介護老人福祉施設 常勤 209,600円
非常勤 117,290円
介護老人保健施設 常勤 198,370円
非常勤 118,010円
介護療養型医療施設 常勤 208,510円
非常勤 129,020円
訪問介護事業所 常勤 226,690円
非常勤 90,410円
通所介護事業所 常勤 198,220円
非常勤 109,770円
認知症対応型共同生活介護 常勤 219,060円
非常勤 117,210円

データを見ると、時給は1番に認知症対応型共同生活介護、2番に介護老人福祉施設、3番に介護療養型医療施設の給料が高いです。

平均給料を4つの角度から比較しました。
次に介護業界の大手4グループの初任給を紹介します。

参考:厚生労働省 平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果

介護業界大手の給料をチェック!

ここでは介護業界内の大手4グループの初任給(※東京の賃金参照)を比較していきます。

  1. ニチイ
  2. ツクイ
  3. ベネッセ
  4. SOMPOケア

資格手当や福利厚生なども紹介します。

1.ニチイ

ニチイは正社員雇用の必須条件を、介護職員初任者研修の修了としています。

無資格者は、エリアにより時給は変わりますが、時給960円~1,000円での勤務です。
有資格者の月給は 242,500円~333,300円(月5回の夜勤手当1回6000円を含む)です。

介護職員初任者研修・介護職員実務者研修・介護福祉士の資格の有無によってによって給与額が異なります。

別途支給される資格手当は、介護予防運動指導員 ・認知症ケア専門員士・認定特定行為業務従事者(各3000円)、介護支援専門員5000円があります。

参考:ニチイホーム

2.ツクイ

ツクイは無資格でも正社員雇用の施設があるので、働きながら資格取得を目指せます。

有資格者の月給は 240,000円~313,000円(月5回の夜勤手当1回10,000円を含む)で、無資格の月給は204,050円~(月5回の夜勤手当1回6,000円)です。
どちらも施設形態で給料が前後します。

手当は資格手当(介護福祉士5,000円)、固定残業手当・処遇改善手当や夜勤手当が加算されます。
※多種類の施設の求人募集が個人の条件で記載されているため、基本給や手当が異なることがあります。

参考:ツクイ

3.ベネッセHD

有資格者の月給は介護福祉士(施設経験5年以上)250,000円~介護福祉士230,000円~、初任者研修214,5000円~(全体的に夜勤平均4.5回)です。

手当は資格手当・保育手当・年末年始手当に加え、残業手当を換算して加算します。

参考:ベネッセスタイルケア

4.SOMPOケア

SOMPOケアは正社員になるには少なくとも介護職員初任者研修を修了しなくてはなりません

無資格者は、時給940円~1,950円(エリアによる)の勤務です。

有資格者の月給は224,300円~245,800円(夜勤の有無は要相談)です。

介護職員初任者研修・介護職員実務者研修・介護福祉士の資格によって基本給が異なり、基本給2か月分の賞与が支払われます。

早番には1,500円、遅番には1,500円、深夜勤には4,000円の手当が支給されます。

参考:SOMPOケア

大手4社を比較しました。

4社の特徴は、小規模な施設よりもキャリアアップ制度が充実しているところです。
意欲があれば施設長や本社エリアマネージャーを目指せます。

ユマケア編集部

サポートが整っている企業が多く、働き方を選択できるところも魅力ですね。

ここまで介護職の給料の実態を紹介しました。
次に、介護業界と他業界を比べていきます。

介護職と他業種の給料差はどのくらい?

ここからは介護職の年収額を他の業種と比較します。
最新版の「129の職種別年収ランキング」です。

介護職の平均年収はどのくらいでしょうか?

引用:東洋経済オンライン

87位のケアマネジャーは平均年収377万円で、106位の福祉施設介護員は329万円、116位のホームヘルパーは313万円です。

介護の上位資格であるケアマネージャーでも、低めな順位ですね……。
ホームヘルパーは129職種中の116位ですか……。

日本標準産業分類は「医療・福祉社会保険」とくくられていますが、医療事業と比べて社会福祉・介護事業は低賃金です。

ランキング1位の医師は約1,232万円、36位の看護師は約478万円です。
医療事業と差があります。

ここからは介護職の低賃金の理由を解説します。

それ以外の職種年収チェックはこちらから

介護職の給料が安い理由は【介護報酬制度】にある?


介護報酬とは、利用者に介護サービスを提供する代わりに、事業所が得るお金のことです。

介護職員の給料は、介護報酬から事業所の運営費用などを差し引いたものから支払われます。

介護報酬が少ないと、職員の給料も上がりにくくなります。

内訳は利用者負担が1割、市町村負担が9割です。

介護報酬は介護サービスごとに1単位10円で金額が決められています。
例えば、「介護老人福祉施設の看取り介護加算(Ⅰ)の死亡日以前4日以上30日以下」では、1日144単位です。

介護老人福祉施設で看取り介護を1日行った場合、144単位×10円の1,440円が事業所に支払われます。

介護サービスはあらかじめ決められたケアプランに沿って行われます。

事業所が得る報酬は、利用者の数と利用者のケアプランによって決まっている、ということですね。

利用者が少ない施設ほど介護報酬が少なくなり、そこから支払われる介護職の給料も上がりにくい仕組みになっています。

ケアプラン外のサービスを利用したい方向けに、「混合介護」があります。
介護保険外サービスを介護保険サービスと合わせて利用する方法です。

介護事業所は収益を上げられますが、利用者は費用が多くかかります。
利用できるのは一部の高齢者のみになると想定されています。

【処遇改善加算】は介護報酬の加算の1つ

介護報酬は「基本報酬」「加算」で成り立っています。
加算のひとつに、「処遇改善加算」があります。

職場環境を改善した事業所に、介護職員の給料を上げるための手当として支給するものです。

介護職員を働きやすくし、定着率をアップするためです。

「介護職員処遇改善加算」の取得率は90%です。
そのうちの62%の事業所で給料が高くなっています。

ユマケア編集部

勤務先が処遇改善を取得している事業所か、確認しておくとよさそうですね。

介護職の給料の実態と、低賃金な理由を説明しました。
次に給料をアップする方法を紹介します。

参考:厚生労働省 介護報酬について

参考:厚生労働省 介護人材の処遇改善について

処遇改善加算に就いてもっと知りたい方はこちら
>処遇改善加算とは?介護職ならみんな対象?いくら増えるの?

介護職の給料アップを目指すなら【4つの方法】を試そう


ここからは介護職の給料を上げる4つの方法を難易度の低いものから紹介します。

  1. 〇〇手当を増やす
  2. 資格取得で待遇アップ
  3. 役職に就く
  4. 転職する

4つのうちから自分に合った方法を選びましょう。

1.〇〇手当を増やす

〇〇手当とは、夜勤手当、年末年始手当などです。

給料の良い時間帯や、時期を狙うことで、単発的に給料を上げられます。

これならすぐに実践できそうですね。

ただ身体的負担が大きいので、長い目で見るとあまりオススメできません。

今後も介護職で働くなら、資格を取得しましょう。

2.資格取得で待遇アップ

資格を取ると資格手当がもらえたり、役職に就きやすくなります。

キャリアアップすると着実に給料を上げていくことができます。

下記の5つの資格を順番に目指すのがオススメです。

徐々に取得難易度が高くなるので、給料も上がっていきます。

保有資格 平均給料
初任者研修 267,410円
実務者研修 283,540円
介護福祉士 297,320円
介護支援専門員(ケアマネージャー) 334,410円

まずは初任者研修と実務者研修して、介護福祉士資格を取得しましょう。
国家資格でもある介護福祉士を持っていると、待遇面や転職に有利になります。

参考:厚生労働省 平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果

>介護福祉士の資格の取り方や難易度を教えて!取得するといい理由は?

3.役職に就く

経験年数を積み、役職に就くと少しずつ給料がアップします。

役職に就くには長く務めたり、資格を取得するなどの方法があります。

例えば大手のツクイは、介護スタッフから勤務をスタートします。
その後、徐々に昇級していき、介護サブチーフ・介護チーフ・統括チーフ・ホーム長になります。

有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、デイサービスなどの施設長に資格要件はありません。
経験を積んで介護の知識や経験、マネジメント力を身につけると施設長になることも可能です。

4.転職する

無理をして働き続けると、心身ともに疲れてしまいます。
思い切って転職することも考えてみてください。

介護の仕事を離れなくても、施設や職種を変える方法もあります。

その際、転職先選びは慎重に行いましょう。

自分だけで考えるのが不安な場合は、転職アドバイザーなどのプロと話してみるのもいいかもしれません。
転職を考えた理由や、再就職先に望む条件を整理しておくとスムーズです。

まとめ

介護職の平均給料の実態や、他職種との比較、低賃金な理由、給料アップの方法を見てきました。

介護職の給料は介護報酬に影響を受けています。
処遇改善を取得している事業所か確認しましょう。

平均給料は、勤続年数性別、賃金体系、施設タイプによっても異なります。

給料アップの方法で紹介したように、経験年数が増すと給料が上がっていきます。
長く勤めると役職に就くチャンスが得られるかもしれません。

ユマケア編集部

今すぐ給料をアップさせたい人は、他の施設に移ることも考えてみましょう。
転職は考えていないなら、手当を増やしたり、資格取得がオススメです。

キャリアアップを目指すなら、制度の充実している大手企業はサポートを受けられます。

給料と働き方を照らし合わせて、自分に合った仕事や施設を選んでくださいね。

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