資格なしでもできる介護の仕事って?介護系転職に有利な資格も教えて!

介護の仕事は専門的な知識が必要そう……。
特別な資格がないとできない、というイメージの方もいるのでは?

じつは、介護職にも無資格でできる仕事があるのはご存知ですか。

どんな仕事があるのか、どこで働くのかなどを詳しく解説します。

介護系資格を取ることのメリットと、比較的取りやすい資格も紹介します。
はじめての介護系資格取得を目指す方も必見です!

無資格でも介護の仕事は始められる!

資格なしの場合にはどんな仕事ができるのでしょうか?
最初は資格なしでもできる介護の仕事を3つ紹介します。

資格なしでもできる!介護の仕事3選

  • 介護事務
  • 介護助手・介護補助
  • 介護運転手

介護事務の仕事内容は、通常の受付業務介護報酬請求業務(レセプトを作る)など、介護施設や介護事業所などでの事務手続き業務です。
レセプトを作るときには専用のソフトを使用することが多いため、パソコンの基本的な知識操作技術が求められます。

介護助手・介護補助の仕事内容は、介護業務を除いたものです。
三重県の介護老人保健施設協会の例を見ると、仕事内容はA、B、Cの3つにクラス分けされています。

Aクラスの仕事内容は、一定程度の専門的知識技術経験を要する比較的高度な業務で、

  • 認知症高齢者への対応
  • 見守り
  • 話し相手
  • レクリエーションの手伝い

などです。

Bクラスの仕事内容は、短期間の研修で習得が可能専門的知識技術が必要となる業務で、

  • ADL(日常生活動作)に応じたベッドメイキング
  • 配膳時の注意

などです。

Cクラスの仕事内容は、マニュアルにできること、パターン化が容易で、専門的知識や技術がほとんどなくても行える業務で、

  • 清掃
  • 片づけ
  • 備品の準備

などです。
介護助手・介護補助の仕事をしていると、将来、本腰を入れて介護の仕事をやってみたいと思ったときに仕事に慣れやすいというメリットがあります。

介護運転手は、デイサービス(通所介護)で利用者さんを送迎することが主な仕事内容です。

朝にはデイサービスの利用者さんを家まで迎えに行き、夕方には施設から家まで送っていきます。
使用する車は、施設が所有しているワンボックスカー(ノア、セレナ、ステップワゴンなど)が多くなっています。

利用者さんが車椅子を利用しているケースでは、車椅子の積み下ろし作業や、利用者さん本人がスムーズに乗り降りできるように介助することも仕事内容に含まれます。

どんなところで働くの?

資格なしで勤務できる施設には次のようなところが挙げられます。

  • デイサービス
  • 小規模多機能型居宅介護事業所
  • 認知症型グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設 など

デイサービスは、短い時間を日帰りで介護依頼できる施設です。
小規模多機能型居宅介護事業所は、通い、短期間の宿泊、自宅への訪問を組み合わせて利用できます。

有料老人ホーム高齢者全般が対象の施設で、特別養護老人ホーム要介護3以上が入居条件の施設です。

老人保健施設では、施設を利用できる期間が3~6カ月程度と決められています。

介護系資格を取るとよい3つの理由

では、介護系資格を取ったらどんなよいことがあるのでしょうか?
その理由を3つにわけて解説します。

1.高度な介護業務もこなせる

例えば、介護福祉士であれば利用者さんの体にじかに触れる身体介助ができますし、生活全般の手伝いも可能です。
また、利用者さんの家族に対して家庭でどんな介護をしたらよいかについて助言もできます。

その他に、施設の現場でヘルパーさんへ指導やアドバイスも行えます。

2.職場での待遇アップ

資格がなければできる仕事内容は限られてしまいます。
しかし、資格を取ることによってできる仕事は増えますし、何より給料待遇がよくなります。

資格なしの給料の金額は資格を持っている人よりもやや低いことが相場のため、この点は資格をとることの大きなメリットと言えます。

3.資格の有無で差がつく介護職の給料

実際に給料にはどのくらいの差が出てくるのか、具体的な金額を見てみましょう。

介護支援専門員(ケアマネージャー) 265,300円
ホームヘルパー 236,500円
福祉施設介護員 233,600円

参考:平成29年賃金構造基本統計調査 職種別第1表 企業規模計(10人以上)

資格を取るなら介護職員初任者研修から

介護資格の中では、介護職員初任者研修が最も取得しやすく基本的な介護の知識が身に付く入門資格と言えます。

また、介護職員初任者研修資格を取るには通学通信講座の2つの方法から選べるため、それぞれの方法を見ていきましょう。

介護職員初任者研修とは、2013年4月1日にヘルパー2級から移行した資格です。

「通学」で介護職員初任者研修を取るには?

介護職員初任者研修課程は、全国の47都道府県それぞれで実施されています。

自治体や社会福祉協議会、株式会社などいろいろなところが実施しており、大手スクールや地域密着型などさまざまです。

カリキュラムは全国的に決められていて、研修の実施機関はそれぞれの都道府県が指定しています。

もし、どこに通えばよいかわからないという人は、都道府県の担当課(介護保険所管の部や課)に聞いてみましょう。

また、特定求職者であれば、ハローワークの支援制度を利用することが可能になり、無料で受講できます。
ただし、テキスト代などは自己負担です。

【特定求職者の条件】

  • ハローワークに求職の申込みをしていること
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
  • 労働の意思と能力があること
  • 就職のために職業訓練などを支援する必要があるとハローワークが認めたこと

引用:厚生労働省 求職者支援制度に関するよくあるご質問

どのくらいの期間で資格が取れるかと言うと、スクールによって違いがあるものの、通学は平均で1カ月ほどです。
そして、1週間で3~5日ほどの通学が必要です。

【スクールでの流れ(15日間のカリキュラムの例)】

  • 1~4日目…講習・演習
  • 5~14日目…実技
  • 15日目…修了試験

通学のメリットは、短期間で資格が取れることです。
通信講座では平均で3~4カ月かかるところもあるため、早く仕事を始めたい人には通学がおすすめです。

通学する時間がないなら「通信講座」をうまく使って

仕事をしていて通学の時間が取れないという人は、「通信講座」をうまく使うことが良い方法です。

ただし、通信講座だけでは介護職員初任者研修の資格を取ることはできません。

介護職員初任者研修は受講時間が130時間と決められており、そのうち通信の学習時間には40.5時間という上限が設けられています。
そのため、89.5時間(15~17日)以上は通学する必要があるのです。

とはいえ、通学と通信講座を比べると、受講料受講期間に違いがみられます。
通学は通信講座に比べて受講料が高めです。
そして、受講期間は通信講座のほうが長めなことが特徴です。

通信講座のほうが資格取得までに時間はかかりますが、通学の時間が取れないという人には良い方法と言えます。

また、通信講座には土日開講コースもあり、平日は仕事をしながらでも資格を取りやすくなっているため、なかなか時間が取れないという人にはおすすめです。

資格があると介護職デビューに自信がつく!

介護の仕事は資格なしでもできるものがあります。

しかし、より本腰を入れて介護の仕事をしたいと思ったら資格を取ることが必要です。

資格がなければ行えない仕事もありますし、給料の面でも違いが出てきます。

また、資格がなくても介護職に転職はできますが、資格を取っておけば事前に介護の知識が身に付くため、スムーズに仕事が始められます。

そのため、これから介護職に転職しようとお考えの人は、転職活動の前に資格取得を考えてみてはどうでしょうか。

資格なしでもできる介護の仕事って?介護系転職に有利な資格も教えて!

この記事が気に入ったら 

編集部注目記事

サイト内を検索する